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7.エクササイズ(運動)

7.エクササイズ(運動)

エクササイズ(exercise)の普及
1960年代から、それまでスポーツエリートのものだった、エクササイズ(運動)が、フィットネス(fitness)ためのものとして多くの人がするようになりました。フィットネスとは、仕事や活動にふさわしい(適合的な)体になっていること、つまり、丈夫な「できる体」であること、さらにはそういう体になるための運動をさします。さらに最近ではそういう「引き締まった」体づくりだけのためでなく、心身の健康のために、さらに多くの人が、仕事とはべつに余暇時間に運動をするようになってきました。
エクササイズの恩恵
エクササイズは、心身の両面にご利益(ごりやく)があるとされています。まず身体面では、長寿をもたらし、冠動脈疾患をおさえ、脳梗塞の予防にもなるとされます。また
心理面では抑うつ(落ち込みdepression)予防にもなり、ストレスの緩衝剤にもなるとされています。さらにエクササイズは積極的な態度を増進し、自己イメージや自尊心を向上させる、と言われています。「運動している人たちは自分の体形や身体的健康により積極的な感情をもっており、このことが自尊心に寄与する」のです。
フィットネス文化の裏面
と、ここまで書いてきて、もし運動がうまく続けられなくて挫折したら、こういう人たちは逆にひどく自尊心をそこなうのではないだろうか、自分の体形に過剰な意識をもつために、自暴自棄的な拒食・過食におちいってしまうのではないだろうか、と心配になります。
現に、1980年代「ジェーン・フォンダのワークアウト」でエアロビクス・ブームを巻き起こした、女優ジェーン・フォンダは、じつは13歳から37歳まで摂食障害に苦しめられていました。フィットネスで摂食障害を克服したとも言えるかもしれませんが、私にはエアロビクス運動への熱中と拒食・過食の摂食障害は、じつはメダルの表と裏の関係にあるように思えてなりません。フィットネス大国のアメリカは同時に肥満大国でもあるのです。というわけで、ここは「無理のない適度な運動を!」というところにとどめておくことにしましょう。
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by takumi429 | 2009-10-07 20:46 | 健康心理学 | Comments(0)