1.映画分析へ導入

1.映画分析への導入
http://youtu.be/RprJaEcd2MI
名古屋市立大学の一般教養講義のスライド・ショー。
引用はすべて学術引用とさせて頂きます。

上映会:オーソン・ウェルズ『市民ケーン』

講義概要
授業の目的・概要
メディアは私たちの環境の一つとなっています。本講義では、そうしたメディアの一つである、映画を取り扱います。
「子供らしい無垢な心で思うまま書きましょう」、などという、たわけた作文教育のおかげで
無知なままに思いつきの作文(印象批評)することで事たれり、と思っている、ナイーブ(ばか)な段階を脱して、映画を分析的によりおもしろく見ることができるようになりましょう。

学習到達目標
印象批評を脱して、映画をその構造と技法にそくして分析・評論できるようになる。

授業概要
すぐれた映画論の教科書に即しながら、映画をより分析的により豊かに観ることを学ぶ。

授業計画
1.導入 映画分析へのアプローチ
2.映画について書く
3.語りの形式
4.ミザンセヌ(演出)
5.撮影
6.編集
7.音楽
8.ドキュメンタリーとアバンギャルド・フィルム
9.映画とイデオロギー
10.社会的文脈と映画のスタイル
11.文化現象としての映画スター
12.ジャンル
13.作家主義
14.産業としての映画
15.まとめ

教科書・テキスト
Maria Pramaggiore & Tom Wallis, Film: A Critical Introduction. Laurence King
(ISBN 978-1-85669-720-0)
和書では見られないすぐれた内容。オールカラーしては安価。

参考文献
高橋治『絢爛たる影絵 小津安二郎』 (岩波現代文庫)
日本語で書かれたもっともすぐれた映画監督論。講義では扱わないがぜひ読むことを勧める。

斉藤美奈子『文章読本さん江』(筑摩文庫)
なぜこんなにも印象批評(無知な思いつき作文)がはびこるのかを、作文教育の暴走から解明してくれる本。大学の講義一般を受ける前に読むことを勧める。
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by takumi429 | 2012-04-15 14:36 | 映画論 | Comments(0)
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