2 映画分析入門(つづき3)

2 映画分析入門(7)http://youtu.be/8egldd8SziE

ほかの映画への言及(間テキスト的言及)

ラン・ローラ・ランRun Lora Run (Tom Tykwer 1999)
のなかの、
ヒットコックの『めまい』Vertigo (Hitchcok 1958)への言及

ブロンドのアップした巻き髪の女

この言及は単なる言及のとどまらず、
映画の構造の類似性を示している。

『めまい』 主人公は愛する女の転落を目撃した後、ふたたびその再現のような愛する女の転落を目撃する。話をまき直して2度起きる。

『ラン・ローラ・ラン』では、薬の売買の大金をなくした恋人にローラがなんとか金を工面しようとするが、①恋人は強盗をして失敗。再度、話がもどってやり直し、しかし②救急車にひかれて死ぬ。再度話をもどしてやり直し。③カジノで大金を得て大団円。
話を3回まき直してやり直す。

巻き髪と年輪はフイルムのメタファー
(年輪のメタファーは『ラ・ジュテ』で用いられる)。
時間の再帰的構造はフイルムに納められた時間の性格である。
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by takumi429 | 2012-04-23 12:50 | 映画論 | Comments(0)
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